CN60周年を迎えて
福山葦陽ライオンズクラブ 会長
伊藤 彰英
福山葦陽ライオンズクラブCN60周年記念式典を開催するにあたり、ご来賓各位をはじめスポンサークラブ、ブラザークラブの皆様には多数ご臨席を賜り盛大に挙行できますことに会員一同心より厚く御礼申し上げます。
我が福山葦陽ライオンズクラブは、福山ライオンズクラブのスポンサーにより1962年7月11日に全国で440番目のクラブとして誕生しました。
以来60年、私たちは諸先輩方が積み上げてきた「奉仕の心」を受け継ぐべく、その背を追うように活動して参りました。
そして、1967年に福山中央ライオンズクラブ、1976年に福山東ライオンズクラブ、1985年に福山ニューライオンズクラブ(解散)をそれぞれエクステンションし、奉仕の輪を広げることもできました。
しかし、昨今のコロナ禍に見られるように、想像すらしなかったことが起こる現実を前に、私たちの活動も多くの制約を受け立ち止まらざるを得ない状況が発生しました。
そうした中でライオンズクラブの活動はいかにあるべきか、私たちに何ができるのか。変化の時代の中で、それでも立ちすくむことなく、たとえわずかでも一歩を踏み出すことが私たちに与えられた役目だと考えています。
我がクラブは今年60周年です。人間で言うところの還暦にあたります。
還暦とは60年で十干十二支(じっかんじゅうにし)が一巡して〝もとの暦に還る〟こと(本卦還り‹ほんけがえり›)に由来し、そこに赤ちゃん戻り、新たに生まれ変わってもう一度出直すという意味をもたせたようです。
私たちはこれをひとつの区切りとして、新たに生まれ変わるという意識を持ってその一歩を踏み出さねばなりません。
その起点は「We Serve」です。私たちはWe Serveの理念を基礎としてこれからもここ福山の地で地域社会のため、あるいは助力を必要とする誰かのために活動していく所存です。今後とも皆様のさらなるご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げ、ご挨拶といたします。
歓迎のことば
福山葦陽ライオンズクラブ
CN60周年実行委員長
玉井 孝雄
本日ここに福山葦陽ライオンズクラブCN60周年記念式典を開催するにあたり、福山市長枝広直幹様、元国際理事藤井基弘様をはじめたくさんのご来賓のご臨席を賜りました。「ありがとうございます」また、1Rより、たくさんのクラブの御出席を頂きました。会員一同、大変嬉しく幸せに思っています。私たちは60周年という長い道のりを無事に歩むことが出来ました。ひとえにスポンサークラブをはじめ、ブラザークラブ他、たくさんのクラブの方から頂いた友愛と相互理解の精神の賜物だと感謝したいと思います。そして、頂いたものを基に我がクラブの諸先輩が福山葦陽の伝統と文化を育んで参りました。各々が互いに尊重し合い大切にし合う「文化」そして、事業を通して同じベクトル持ち友愛の精神を育む「伝統」であります。私たちは諸先輩の努力に感謝すると共に、さらに豊かで上質な「文化・伝統」を育てあげなくてはならない思いであります。
60周年記念の事業、式典、記念誌においては、感謝・奉仕・友情の言葉を踏襲して「ネクストステップ」を掲げ、各部会長職を若い世代の人に託し、新しい感性にて取り組んで参りました。継続事業においても充実化を図りました。青少年健全育成事業として放課後チャレンジ教室への学習ドリル寄贈に加え、市内小学校を訪問し福山歴史講座を開き、子ども達に福山にもっと誇りをもってもらえるように福山の歴史を共に学ぶ機会としました。令和2年のコロナウイルスにより、例会のあり方やアクティビティに見直しが必要でした。普段の生活様式も、手洗い、マスク、ソーシャルディスタンス等の言葉により変化しています。わたし達会員一同はライオンズ意識の高揚に努め世界一の奉仕団体の一員である誇を持ち、この社会の変化に対応し、ライオンズクラブの本質を次の70年周年、80周年へと引き継ぐように精進して参ります。最後にご臨席の皆様方のご健勝とご多幸とさらなるご活躍を祈念し歓迎のことばといたします。